ヤマダホームズの特徴

ハウスメーカー

(記事内画像引用:ヤマダホームズホームページ  https://yamadahomes.jp/)

ヤマダホームズがハマるのはこんな人

  • 最新家電が大好きな人
  • 機能性の高い家に住みたい人
  • 機能が大事だが、デザイン性も高い方が良い人
  • 耐震性が高い家が良い人
  • 坪単価100万円とかそこまではかけたくない人

ヤマダホームズとは

ヤマダホームズは、電気屋さんでお馴染みのヤマダ電機の傘下のハウスメーカーです。

パナソニックホームズやトヨタホームなんかだと、家電や車の技術が応用できそうなものですが、電気屋さんの住宅というのはなかなかイメージがつきにくいですよね。

実はヤマダホームズは、「S×L(エス・バイ・エル)構法」で有名なエス・バイ・エル株式会社を買収してできました。

エス・バイ・エル株式会社は創業1951年ですから、結果的にヤマダホームズはかなり歴史のあるハウスメーカーなんですね。

最近は大企業が多業種を買収して多角的経営をすることが多くなっていますが、ヤマダホームズの実力はいかがなものでしょうか。

ヤマダホームズは「S×L(エス・バイ・エル)構法」が有名

ヤマダホームズは「S×L(エス・バイ・エル)構法」で有名なエス・バイ・エル株式会社を買収してできたハウスメーカーですから、当然「S×L(エス・バイ・エル)構法」という構法を主軸としています。

「S×L(エス・バイ・エル)構法」とは、高強度・高精度の木質接着パネルを使用し、点や線ではなく面で建物を支えるという構造です。

よく比較されるのはミサワホームやアイ工務店のウッドパネル工法あたりですが、基本的な考え方は同じで、あとはウッドパネルの性質の差や、接着剤の違いなどが見られます。

ヤマダホームズが木質接着パネルを接着する接着剤は、なんと100年(!)もつという独自のもの。

木造住宅の弱いところに木と木の接合部が挙げられますが、100年ももつなんてはっきり言ってオーバースペックなぐらいの性能です(笑)

「S×L(エス・バイ・エル)構法」以外にも、在来工法や2×6(ツーバイシックス)工法など、様々な工法を利用できるのも特徴の1つ。

買収によって扱える工法を増やしてきましたので、木造ならどれも一定のレベル以上のハウスメーカーです。

また、ウッドパネル工法同様に、「S×L(エス・バイ・エル)構法」は面で構造を作るため、気密性や断熱性に優れています。

斬新な「壁内換気システム」

ヤマダホームズでは、壁の中の空気を換気するという斬新な「壁内換気システム」を採用しています。

これは壁の中に空気が循環する仕組みを作り、家の中の湿度を快適に保つというものです。

ウッドパネル工法や2×4(ツーバイフォー)工法のように、建物を面で支える工法の場合、気密性が高い代わりに湿気がなかなか抜けないという欠点があります。

湿気が抜けない木造住宅というのは結露が発生したり住んでいて不快なだけでなく、湿気を好むシロアリの格好の餌食になったり、木が腐って強度が下がるなんてデメリットばかり。

ヤマダホームズの「壁内換気システム」なら、気密性の高い家なのに湿気がこもらない家が実現できます。

逆に、壁の中の空気を換気する=壁の中に隙間があるということなので、断熱性はどうしても若干犠牲にはなってしまうようです。

湿気の多い水回りには「ドライセル・耐湿パネル」

ヤマダホームズはさらに、湿気の多い水回りには「ドライセル」という吸放湿シートや、「耐湿パネル」といったパネルを使用し、湿気対策を万全にしています。

住宅において湿気がこもりやすい箇所No.1なのが「北側の水回りの近く」なので、こういったところに念入りに湿気対策をしてもらえるのは非常に安心ですね。

また、これは余談ですが、お風呂に入った後は必ずお風呂の窓を開けて換気した方が良いです。

付き合いのある内装屋さんによると、住宅性能うんぬんよりも、とりあえずお風呂の窓を開けた方が家にとっては湿気がこもらず良いそうです。

高安定地盤基礎の「MS工法基礎」

ヤマダホームズの基礎には、「MS工法基礎」という独自の基礎があります。

これは基礎の下に地中の壁というか基礎の基礎部分を設置し、沈みにくくするというものです。

一般的な住宅の基礎というのは地盤のすぐ上に載せるようなもの(柱状改良の場合を除く)ですが、この「MS工法基礎」だと、地盤の土が地震などでならされて偏りが出たとしても、地中壁が基礎を支えてくれます。

地盤も深ければ深いほど堅いことが多いので、地盤の表面から堅い層までの中継ぎの役目をしてくれているようです。

近年、地方によっては地震も多発していますし、ゲリラ豪雨も世界的に増えています。

こういった基礎に対する安心感は見えない部分で非常に重要ですね。

ヤマダホームズの外壁はけっこうお洒落

ヤマダホームズの外壁は、特殊なコーティング処理を施してあり、雨で汚れを落とす仕組みです。

最近一流ハウスメーカーで主流の光触媒コーティングってやつですかね。

また、ヤマダホームズはデザイン面でも定評があり、外壁もレンガ風、石造り風、塗り壁風など、高級感溢れる仕様なのも嬉しいところ。

性能ばかりでデザイン面が弱いハウスメーカーも多いなか、ヤマダホームズはこのあたり優秀ですね。

ヤマダホームズは意外にデザインが良い

意外と注目されていませんが、ヤマダホームズは意外にデザインが良いなんて声を聞きます。

これはS×L(エス・バイ・エル)工法を筆頭に、在来工法や2×6(ツーバイシックス)工法など、様々な工法を利用できるヤマダホームズの強みかもしれません。

様々な工法を利用できるということは、それだけデザインも間取りも自由で、提案力も高いということ。

特に男性なんかは機能性ばかりに目が行ってしまうことが多いですが、機能性はもちろん、デザインも良いと注文住宅の満足度は間違いなく上がります。

ヤマダホームズだからできる「スーパーフル装備パック」

ヤマダホームズには、エアコン・照明・カーテン、さらには家具・家電などを引渡しに合わせて設置してくれる「スーパーフル装備パック」なるものがあります。

注文住宅でありがちな「家具、家電、あとエアコンも照明も一新したい」という要望に応えてくれます。

家具に家電、エアコンなどもろもろ一式を買い替えるとなると簡単に100万円以上しますが、ヤマダ電機が親会社のヤマダホームズならまとめ買いなのでお得に揃えられます。

このあたりは電気屋さんの強みというか、最近は住宅設備に家具まで扱ってる店舗もあるので、ヤマダグループの守備範囲の広さがなせる業でしょう。

新築するなら「HEMS(ヘムス)」を取り入れましょう

「HEMS(ヘムス)」とは「ホームエネルギーマネジメントシステム」の略で、IoT技術を使用して実現する、住宅の太陽光発電や家電製品、エアコンなどをコントロールする仕組みです。

スマホ1つで照明を操作したり、エアコンを起動したりなんてことは序の口で、お風呂とも連動して「帰ったらすぐお風呂に入れる状態」にもしてくれます。

IoT技術が世に出てきてから数年が経ちましたが、母体が電気屋さんであるヤマダホームズならこの技術も取り入れやすいですよね。

今の時代に注文住宅を新築するなら、この機能は必ず取り入れたい技術の1つです。

水回り設備もコストパフォーマンス良し

ヤマダ電機は住宅設備の販売も行っているので、住宅設備も仕入れてそのままヤマダホームズの住宅に設置ができます。

キッチンやお風呂、洗面台にトイレなどなど、水回りの設備グレードが高いと住んでみての満足度が違ってきますもんね。

ヤマダ電機は全国規模で大量仕入れが可能なので、それだけグレードの高い設備を低い値段で設置できます。

パナソニックホームズなんかはパナソニック製品と指定がありますが、ヤマダホームズなら様々なメーカーの製品を選べるのもポイントが高いところです。

ヤマダホームズの保証は10年から最長60年

ヤマダホームズの保証制度は、雨水の侵入を防止する部分と防蟻については10年、構造躯体部分については20年の初期保証がついています。

それ以降はヤマダホームズの点検を受け、有料メンテナンスを行うことで最長60年まで延長が可能です。

木造住宅で60年の保証期間はオーバースペックに近いところがありますが、長期間に渡ってハウスメーカーの保証があるのは安心ですね。

また、ヤマダホームズで新築時に設置されていた住宅設備については、メーカー保証が1~2年で切れてしまった後も10年の保証が受けられるのも嬉しいところ。

ヤマダホームズの坪単価は70~80万円前後

ヤマダホームズの坪単価はというと、概ね70~80万円前後に落ち着くことが多いようです。

もちろんグレードやオプションの有無によって大きく変わるので一概には言えませんが、物価がインフレ傾向の今は、ある程度高めの金額で考えておいた方が良いでしょう。

建物本体はもちろん、住宅設備に家電と、住宅にまつわるものはワンストップでお願いできるヤマダホームズなので、坪単価以上のコストパフォーマンスを期待できますね。

「電気屋さんの家ってどうなの?」なんて思う人もいるかもしれませんが、大いにお勧めできるハウスメーカーだと思います。

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